コロナウイルス流行に伴い、学校が一斉休校となってしまいましたね~
感染症の流行を抑制するためには、必要な措置だったかもしれませんが、約1か月もの長期間、どこかに遊びに行くこともできず家の中で過ごさなければならないのも、なかなかしんどいです。
ストレスがたまるからこそ起こる、家庭内トラブル。
今日は、子供のウソについて書いていきたいと思います。
動画サイトを一日中見ていたのに「見ていない」と嘘をつく子供
YouTubeが大好きなうちの娘。
ほっとくとタブレット(Fire HD)で、えんえんと見続けてしまいます。
しかし宿題や勉強をそっちのけ、動画を一日中見ているのは、さすがに常軌を逸しています。
目にもよくないですしね。
ということで、我が家では「宿題や課題、必要なノルマが終わったあとなら一日一時間までならOK」というルールを作りました。
勝手にみることができないように、タブレットにはパスワードを設定し、動画を許可制にしたわけです。
しかし今回、その約束を破り、一日中タブレットを見ていたことが判明しました。
なぜ判明したか、というと、おじいちゃん(私の父)が情報元。
孫かわいがりな祖父ですが、さすがに孫のためを思って告げ口に及んだというわけです。
しかも子供が「やったよ」と言っていた宿題も、あまり進んでいなかったことが判明(ぎゃー!)・・・
確かにやったことはやってあったんですが、かなり中途半端なやっつけ仕事で、ごまかしが明らかです。
子供に「一日、ずっと動画を見ていたのか?」と、問い詰めると・・・
娘、素直に白状しました。
それにしても私しか知らないはずなのに、どうやってタブレットのパスワードを知ったんでしょう。
「・・・ママがパスワードを押しているときに、横目で見て・・・」
えええ~!!
・・・娘、とんでもない動体視力です:(;゙゚”ω゚”):
この執念、なんなんでしょうか。
(子供をここまで駆り立てるなんて)恐るべし、YouTube・・・。
嘘をつく子供の心理は?理由を子供の立場にたって考えてみる
考えてみれば、一日中家のなかにいて遊びも限られているなかで、子供はさぞ退屈だったことでしょう。
そこで、すぐ手が届くところに手頃なエンターテイメント(YouTube)があるわけです。
しかも大人だってハマっちゃうくらい、YouTubeは面白い。
「ママとの約束があるけど、少しだけなら、いっか・・・・」
娘にとってそんな気軽な気持ちだったのかもしれません。
でも、9歳の娘に「1時間で見るのをやめよう」などという自制心が働くわけもなく。
ずるずると、見続ける結果になったのではないか、というのが母の予想です。
そして動画を見たことを黙っていたのは、単純に「怒られたくないから」という心理からだったと思われます。
親の心にダメージを与える子供のウソ、軽いうつ症状も・・・?
このように子供の立場に立って考えてみると、確かに気持ちがわからないこともありません。
しかし、子供に「嘘をつかれた」「約束を破られた」「欺かれた」という事実に代わりはなく、親としてはとても心を傷つけられました。
ちょうど、仕事の疲れが腰にきて、腰の痛みが膝に来てた時期で。
夜、9時半ごろに寝ても、翌朝起き上がれないほどの疲労感・・・。
寝ても寝ても寝たりなくて、長い長ーい夢をひたすら見続けてしまう。
そんなときに子供とのこんなトラブルがあり「私はずっと子供に欺かれていたのか・・」と思いこみ、予想以上のダメージを心に受けてしまいました。
体調的にもこんな状態じゃなければ、ここまで落ち込んだりせず、うまく対処できたかもしれませんが。
なんなんでしょうか、これ、大殺界?(細木数子の本、本気で買おうか迷った・・・)
子供に「嘘をついてはいけない」と教えるにはどう伝えたらいいか?
「嘘をついてはいけない」というメッセージ、子供の心にしっかり届けるにはどうしたらいいのでしょうか。
私の子どものころを思い出してみると・・・
私の場合(親がかなりのわからずやだったこともあり)、親に自分の本心を理解させることが「めんどうだ」と思っていた記憶があります。
だから、テキトーにウソでもついてゴマかしていたんですね。
しかし、いつしかウソをつかなくなりました、大人になるとともに。
社会に出た私は、嘘をつくとリスクやデメリットあることに気が付いたからです。
・・・で、結局、子供に対してどうしたらいいのか。
つまり、「自分の経験をもとに、嘘をつくことのデメリットを理解できるようになったとき、子供は嘘をつくことをやめる」わけです。
逆にいえば、「自分で気付かなければ、嘘をつくことはやめない」ということです。
いずれも子供の内面的な成長がなければ、その境地には達しないわけで・・・。
だったら親が「嘘はダメ」とそのつど怒ったり、教えたりすることは、結局無駄なことになるのだろうか、と思ったりするのですが・・・・。
とはいえ悩んだ結果、いまは「やっぱり嘘はダメだと子供にいちいち怒るほうがいいんだ」と思っています。
「嘘はダメ」「嘘はダメ」という情報を、基礎知識として子供の脳に常にインプットしておけば、そののち家庭以外の社会で自分のついた嘘が巻き起こしたトラブルに直面した時、「やっぱり嘘はダメなんだ」と気づくまでの時間が早いのではないか、と思ったからです。
嘘をついた子供の叱り方!感情的に怒ってばかりでは子供の心に響かない
「こらー!嘘はダメだっていったでしょー!」こんなふうに、いつもの私なら怒っていたかもしれません。
しかし今回は心身ともに疲れ果てていましたので、怒鳴る元気が出てこない・・・。
ということで今回は、こんこんと、切々と、「嘘はダメ」「約束は守る」ということについて諭すことに。
「動画を見すぎると目が悪くなるし、やるべきことができなくなってしまうよ」
「動画は、宿題とか課題とか、やるべきことをまず先にやったあと、ママが家にいるときに見るのが約束だよ」
「宿題をやっていないのにやったと嘘をつくのはダメだよ」
「パスワードは鍵と一緒だよ、もしもパスワードが分かってしまっても、それを無断で使ってはいけないんだよ」
「道ばたに落ちている人の家の鍵を拾ったとしても、他人の家に勝手に入ってもいいことにはならないでしょ?」
あと、感情に訴えるのはどうかと思うけども・・・
「家族は信頼関係でつながってるんだよ、〇〇ちゃんにウソをつかれると、何を信用したらいいのかわからなくなってしまうよ」
「ずっと仲良く暮らすためには、嘘や隠し事をしないことが、一番大事なルールだと思うな」
これに対して、うちの娘は・・・
・・・と、神妙にうなずきました(・・・が、たぶん本当にはわかっていないと思います(笑))。
私が心身ともに弱りはて、いつもと雰囲気がちがうことに逆に恐れをなしていたのかも?
「押してダメなら引いてみろ」のことわざ通り、叱り方にもバリエーションを持たせたほうが効果的なのかもしれませんね。
(私の場合、単純にエネルギー不足だっただけですが)
とはいえ理解してくれるのは、まだ先の話。
社会性が出てくるまで、また何度か同じことで怒らなければならないでしょう。
だとしても何度も叱ることが、わたしにできる唯一の事なのかもしれない、と思う今日この頃。
嘘をつくこと自体、社会性の第一歩であり、成長の兆しであると肯定的にとらえようと思います。
子供のウソ「発達障害」の可能性も?カウンセリングに相談するのもアリ
一応、うちの子の場合そうではないと思うのですが、お子様によってはカウンセリングが必要な場合もあるようです。
常套的に嘘を繰り返したり、大ぼらをふいたり、あきらかに心理的な病気が疑われる場合です。
発達障害の症状のひとつに「ウソをつく」と症状もあります。
ひょっとしたら嘘を繰り返す子供のほうも「嘘を繰り返してしまう自分」をもてあまし、苦しんでいるかもしれません。
そういうお子様の場合には、叱ったり諭したりしても逆効果。
ちゃんとした専門家に相談したほうが、解決策が早く見つかることでしょう。
よくご自分のお子さんの様子に目をくばり、反応を見ながら子育てしていくべきですね。
↓最近の娘の意欲作、ハルト君の柔道着(黒帯!)
↓会社に行くハルトくん。
↓鞄と鞄の中身も手作り。
新型コロナウィルスの一斉休校を、満喫している娘なのでした。