子かなぶん
わたしの自転車がなくなっちゃったよ~ッ!
かなぶん
えええ~!!!
自宅の敷地内に置いておいた子供用自転車が、一晩のうちに忽然となくなってしまいました。
まさかのミステリー?
いやいや、盗難事件です!
自宅に置いておいた子供用自転車が、まさか、盗難にあうとは思ってもみなかったかなぶん。
だってちゃんとカギはかけておいたし、
ここ何年も置きっぱなしにしていても、これまでなんにもなかったんだもん。
それに子供のものを「盗む」なんて、人としてあまりにもありえな過ぎて。
盗むとき良心の呵責とか、なかったんだろうか、と。
「この家の子供、かわいそうだなー」とか(←お花畑)
それにしても子供のものまで盗んでしまえるほど世の中はすさんでいるのかと、なんとなく薄ら寒くなりました。
かなぶん子供、めちゃくちゃ泣きました。
子かなぶん
友達はみんな自転車持っているんだよ、わたしだけないなんてイヤだよ~!
だよね~。
ちょっと泥棒さん、子供心にこんな深い傷跡を残すってこと自覚してよね。
新しい自転車をすぐに買ってあげられるほど、家計に余裕があるわけじゃないし。
子かなぶん
ママ、自転車買ってよー、お願い!
かなぶん
え~、ムリだよ~。
クリスマスにサンタさんに頼んだら?
子かなぶん
やだやだ! だってサンタさんには、「ひろびろゆったりさん(注:リカちゃんハウス)」を買ってもらうんだもん!
イラストでは伝わりにくいんですが、かなぶん子供、めちゃくちゃ悲しそうにシクシク泣くのです。
まさに、嘆き悲しむ感じです。
かわいそうやら、かわいいやら。
(不謹慎なのですが、泣き顔がめちゃくちゃかわいいのです)
しかし、いつまでも悲しみに暮れているヒマはありません。
ササッと風呂に入れて、ご飯を食べさせなければならない時間なので、いい加減に機嫌を直してもらわなければ。
とはいえ、そうは問屋が卸さないのがガンコといわれるゆえんの子かなぶん。
いつまでもめそめそと泣いていて、なかなか機嫌を治してくれません。
どんなに悲しんでも、どんなにグチっても、自転車がなくなった事実は変わりませんよね。
なんとか自転車がなくなったことも、ポジティブに受け止めることはできないものか・・・
「自転車が盗まれてよかった」と思わせた魔法の言葉
かなぶん
「因果応報※」って言葉があるのよ。
それは、どういう意味かっていうとね・・・・
| 因果応報とは |
| 良いことをすると、いずれ良いことが自分に返ってくる。同じように悪いことをすると、結果的に自分に悪いことが返ってくるという仏教用語。 |
かなぶん
つまり悪いことをした泥棒さんは、いつかその報いを受けて、神様のバチが当たるってことよ。
ここまでは、宗教っぽいのに頼るかなぶん。
しかし、ここからはかなぶんの創作になります。
かなぶん
反対に、自転車を盗られた〇〇ちゃん(子供)には、そのぶん特別ラッキーなことが起きると思うよ!
ちょっぴり飛躍しすぎたかしら、と心配したものの、
かなぶん
え、ホント?
かなぶん子供、しっかり釣られていました(笑)
「本当に、わたしにいっぱいラッキーなことが起きる?」
めっちゃ食いついて聞いてくるし(笑)
かなぶん
たぶんね・・・
その後、コロッと機嫌がよくなったかなぶん子供。
すんなり涙を拭いて、風呂に入ってくれました☆
小学3年生ともなると、
「運のいい日と、悪い日があるのは、なぜ?」と疑問に思ったり、
「△△ちゃんはいつも運がいいのは、なぜ?」と誰かを羨んだり、
すでにそういう経験もあるのかもしれません。
心身ともに成長している証ですよね(#^^#)
一緒にお風呂に入りながら、
子供が「ラッキーなことって、どんなことが起きると思う?」
と聞いてくるので、
かなぶん
ラッキーって「幸運」のことだよ。幸運って、なんでもないいつもの日常ってことだよ。
交通事故に遭ってケガをしたり、
大きな病気にかかって入院したり。
そういうことがないことが、もうすでにラッキー。
そう答えると、
子供「な~んだ~、つまんないの~」
子供、ちょっぴりガッカリした様子でした(笑)
でもなんでもない日常こそがかけがえのないものだと、いつかわかってくれるといいなあ。
うんうん。
もうこの際、厄落としだと思おう。
自転車と一緒に、厄も持ってってもらったんだ。
よかったんだ、自転車盗まれて・・・ブツブツ
(そう思わないとやってられないぜ!)
それにしても泥棒さん、子供の自転車なんか盗んでどうするんでしょうか。
自分の子供に与えるのでしょうか?
・・・盗んだ自転車を?
そんなのを与えられる子供も、あまりに気の毒だという気もします・・・(-公-`;)
とにかくこの場を借りて言いたいことはただひとつ。
「自転車、返して~!!」