ちゃんと寝ているのに、疲れが取れなかったり。
寝ても寝ても眠たかったり。
意味もなく、やたら気分が落ち込んでしまう・・・・。
夕方は体がダルくて、仕事がつらい。
そういううちに、皮膚にかゆみのあるブツブツができ始めました。
「虫刺されかな?」とも思い、市販の軟膏でも塗っておいたのですが、なかなか良くなりません。
はじめは蚊に刺されたような丘疹だったのですが、そのうち水疱のような感じになりました。
それでもなお放置していたらやがてカサブタに。
↑こんなかんじに・・・
寝ているとき、無意識でかきこわしてしまうと「とびひ」になるかもと心配になり、ようやく今日になって皮膚科を受診しました。
発疹がではじめて10日ほどたっていたでしょうか。
「え、単純ヘルペスってなに?」
・・・ということで、単純ヘルペスについて解説します。
単純ヘルペスとは?症状や特徴、原因について
単純ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染によっておこる感染症。
唇や目をはじめ、性器、背中など、体のあちこちに皮疹が出る病気で、体力が落ちると何度でも再発を繰り返すという特徴を持っています。
ウィルスは、皮膚や粘膜に接触することで感染します。
しかし感染したときに、かならずしも症状が出ないことも(不顕性感染)・・・。
その場合、ウイルスはそのまま体のなかに潜伏し、数十年後に再活性化し、突然症状が出ることもあるそうです。
また単純ヘルペスは1型と2型の、二種類があります。
1型(上半身に多い)
唇、目の角膜、腕、胸、腹部など。
2型(下半身に多い)
性器、肛門、お尻や足の付け根など。
単純ヘルペスの症状と経過
単純ヘルペスに感染したときの症状は、次のとおりです。
- 皮膚にピリピリした痛みや違和感があり、赤いぶつぶつができる
- 水ぶくれができ、痛みやかゆみが続く
- リンパ節の腫れが現れる場合もある
- 水ぶくれがカサブタになる
最初の感染のときには症状が出なくても、ウイルスは神経細胞に潜んで冬眠し生き続けます。
しかし風邪や睡眠不足、過労、ストレスなどの要因が引きがねとなり、ウイルスは再び活性化!
痛みやかゆみを伴った皮疹を繰り返してしまうのです。
私の場合は、腰と臀部の間くらいだったのでまだセーフでしたが、性器にもできるというヘルペス。
もし性器にできていたら、「こんなの、どうやって医者に見せればいいんだー!」とショックのあまり思わず叫んじゃうかも~(´;ω;`)
発症部位が性器じゃなかっただけ・・・まだヨカッタと思うべきでしょうか(爆)。
単純ヘルペスの治療法は抗ウイルス薬「バラシクロビル」を服用
単純ヘルペスの治療には、抗ウイルス薬の服用が基本。
私がかかった皮膚科では、診察後「バラシクロビル錠500Mg」が処方されました。
単純ヘルペスの治療以外に、水疱や帯状疱疹などにも使われるお薬のようです。
お医者様には、この薬を「朝夕一日2回、4日分」を飲み切る指示を受けました。
ただ、抗ウイルス薬は早めの服用が基本らしく、かさぶたになった後に抗ウイルス薬の服用を始めても効果が得にくいのだとか・・・。
私の場合すでにかさぶたになり始めているので、一足遅かったかもしれません。
再発する厄介な感染症「単純ヘルペス」は放置しないで早めの受診を
ついつい日々の忙しさにかまけて、「ブツブツくらいどってことない」と放置してしまいがちな単純ヘルぺス。
しかし水疱は人に伝染する可能性がありますし、同居する家族のためにも早く治療を始めたほうがいいといえるでしょう。
また自分自身でも、体のほかの部位に感染することもあり、ヘルペスウイルスが角膜に感染すると、失明の恐れもあるとか。
悪化させる前に、また感染を広げる前に、放置しないで適切な治療をするのが良策なんですね!