消費増税へのカウントダウンが始まっています。
その日を震えて待つかなぶん。
みなさんは駆け込み需要にいそしんでいますか?
うちはなかなかね~( ˘ω˘ ; )
家とか車とかデカい買い物する予定があるなら、駆け込む意義もわくかもですが。
駆け込めるような余力がないのが現実です。
今日は消費税増税に伴う景気対策「プレミアム付商品券」について書きたいと思います。
プレミアム付商品券とは?低所得者・住民税非課税の世帯が対象
週4勤務の派遣では、どうしても市町村民税が非課税世帯から抜け出せないかなぶん。
当然、プレミアム付商品券の購入対象者でした。
嬉しいんだか、悲しいんだか。
※プレミアム付商品券は「学齢3歳未満の小さな乳幼児のいる子育て世帯の方」も購入できるそうです。
「どんなオトクな制度かな~(⁎˃ᴗ˂⁎)」
それでもワクワクしながら封筒を開けてみると・・・。
・・・(´>ω<`)そもそも字が細かすぎて何が書いてあるかよくわからない(涙)
これ、老眼だったら確実に読めないよ~。
なんつう不親切な。
いやいやでも、内容が大事!
・・・ということで、プレミアム付商品券の概要を解説します。
プレミアム付商品券の概要
販売価格 | 4,000円(1冊) |
額面価格 | 5,000円(500円券×10枚) |
購入限度数 | 1人5冊(25,000円分)まで |
販売期間 | 令和元年10月1日~令和2年2月28日 |
使用可能期間 | 令和2年3月31日 |
・・・・・・・・・・・・・・・(´ºωº`)エ…ドユコト?
「額面5,000円の商品券を4,000円で買えます( ̄ー ̄)ドヤア」ってこと?
・・・・・・・・・・・ええええええええッ
・・・・・・・・・・・(#`Д´)ノノ┻┻;:’、・゙
・・・・・・あやうくちゃぶ台返しそうになったよ、母ちゃん。
がんばって最大25,000円分買っても、5,000円分のオトクにしかなりません。
どこがどう消費税増税分をカバーしとるんじゃい(怒)
しかも使用期間が来年3月末・・・!?
使いきれる気がまったくしませんが。
プレミアム商品券はどこで使える?利用店舗が限定的
そもそも低所得者の消費税増税分をカバーするとともに、地域振興的な効果をねらったらしいプレミアム付商品券。
「その地域の協力店舗でしか利用できない」という制約があるんです。
ていうかさー、25,000円分も地域で使うことって、ある?
地元の店舗というと、商店街にある魚屋、花屋、八百屋、和菓子屋?
使わないでしょー(一回も行ったことないし)。
くうう、アマ●ンとか楽●とかで使いてぇ・・・。
っていうか、ウチ収入のうちで家賃の次に税金のシェアがデカイんだけど、税金の支払いを商品券でできないもんかしら。
そしたらめっちゃ助かるのにー(←注:できません)。
そのほかどうしても生活に必要な、電気・ガス・水道料金の支払いにも利用できない。
じゃあ、何に利用できるの!?・・・みたいな。
プレミアム付商品券はおつりがでない!換金もできない
このプレミアム付商品券は、500円単位で利用できるのだそうです。
なんとおつりがでない!
あー、なるほどですねー。
10円のガムを商品券で買って490円のおつりをもらったら、ほぼ「換金」みたいになっちゃいますもんね~。
フツー大多数の人は、そういうコトしようと思わないだろうけども。
そういうサギ的な取引防止のためのルールなんですね~(゜σ・・゜)ハナホジ
それにしても地元の商店街で500円以上の買い物を、半年以内に何回する?
ぎりぎりの生活している低所得者だったら、買い物は数百円単位の場合も多いんです。
それにしても国も自治体も、低所得者の生活を甘くみとるな~。
知れば知るほどデメリットばかりのプレミアム付商品券
文句ばっかいってないで「しかしプレミアム商品券のここがいい!」と言ってみたいのですが、どこにもメリットがみつからない。
悲しいかな、デメリットばかりなのです。
プレミアム付商品券のメリットとデメリットをまとめました。
プレミアム付商品券のメリット
- 商品券4,000円で5,000円分の買い物ができる
- 地域経済に貢献できる
- 地元店をよく利用する人におすすめ
プレミアム付商品券のデメリット
- 利用可能店舗以外では使えない
- 500円単位で使用し、おつりはでない
- 転売、譲渡、換金は不可
- 来年3月末までに使い切らなければならない
- 市町村をまたいで転居した場合、転居先では使用できない
このように、あきらかにデメリットのほうが多いのです。
内閣府、いろいろ考え抜いたすえに、結局、帯に短くたすきに長いような代物を作ってしまった感が否めません。
「低所得者に向けた救済策なのか」というとそうではなく、「地域振興を目的としたものなのか」というとそうでもない。
どちらもいっしょにやっちまおう、というのは無理でしょう。
二兎を追わず、どちらか片方に絞るほうがよかったんじゃないかと。
そもそも対象者限定にすべきもの?2015年のプレミアム商品券は・・・
どうやら「プレミアム」と銘打った商品券の存在は、今回が初めてじゃないようなのです。
(私は知りませんでしたが・・・)
2015年の景気対策にも、プレミアムな商品券の存在があったもよう。
しかしそれは低所得者に限定したものではありませんでした。
当時の評判がよかったから、今回も実施するのでしょうか。
しかし「買ってよかった!」と思った世帯は低所得ではなく、ある程度、経済的に余裕がある層でしょう、当然。
だってその日その時、持っているお金ギリギリでなんとかやり過ごしている人に、「商品券買おう」って発想は出てこないからね。
(低所得者の目線から言わせてもらうけどね。)
そもそもムリがあるんですよ。
お金を使える世帯に使ってもらうためにも、地域振興的な商品券は経済的余裕のある人も対象にすべきだったってコトです。
税金の無駄遣いをやめて単純に5,000円を各世帯に配れ
2015年のプレミアム商品券発行時にも、「(税金の)バラマキ※じゃないか!」みたいな政策批判があったようです。
バラマキとは
政府の支出を財政規律を軽視し、自らの都合や欲得(票の獲得、裏献金の獲得など)のために、バラ撒く(お金を撒いて与えるかのような)政策を実行すること。(Wikipediaより抜粋)
じゃあ今回も、そんな批判があるかっていったら
・・・絶対ないでしょ。
なぜならバラマキと批判されるほど、購入者が増えるとは思われないから。
そもそもこの商品券、「税金を浪費している」ところが罪作り。
めっちゃデザインされたホームページができ上がっとる。
ネコちゃんのキャラクター、デザイナーさんに依頼するのもタダじゃないですよね。
案内を送る「切手代」、商品券を郵送する「書留代」、パンフレットの「印刷代」
みんな税金ですよ!
この商品券を処理する人、お役人たちのしちメンドクサイ仕事が増えるし。
まじで百害あって一利なし。
ていうかもっと単純に現金5,000円支給すればいい話じゃないのか。
必要なものすら買えないような人にしてみたら、たった5,000円ぽっち焼石に水だけど。
てか、かなぶん家も子供に食べさせる米代をケチりたくないから、米を現物支給してくれてもいいと思ってる。
【結論】プレミアム付商品券は低所得者から見ればクソ以下
使う側の気持ちを全く意に介さず、低所得者に対する上から目線でルールを押し付けるのは、ヒッジョーに腹立たしい。
かなぶんなにが不快かって、
「ほ~ら、こんなにイイんだよ。欲しいでしょ~?」
みたいに快感を強要してくる、エロビデオのおっさんを想像しちゃう。
(被害妄想すぎ?)
プレミアム付商品券に対するかなぶんの嫌悪感はそこなのです。