どーも。
毎日へとへとになりながらもなんとか生きております、かなぶんです。
かなぶんの乾ききった日常に、唯一のうるおいをもたらしてくれるのが「ドラマ」。
やめられないんですよ。
なかでも韓国ドラマおもしろいです。
(本人は韓国語を全く理解できませんが・・・orz)
今回は、最近見た韓国ドラマ「童顔美女」を紹介いたします。
韓国ドラマ「童顔美女」のあらすじ(ネタバレ含む)
かなぶんが見たのはごく最近なのですが、公開は2011年となっております。
全20話。
主人公は、リストラに遭った34歳独身のイ・ソヨン(チャン・ナラ)。
ソヨンはすぐにでも就職先を探したいのですが、年齢のせいで、なかなか就職が決まりません。
ソヨンの家は母子家庭。
数年前に蒸発した父親は、いまどこで何をしているかもわかりません。
ソヨンが一家の大黒柱を担っているので、どうしても仕事をしなければならないのです。
就職できなければ、家賃の支払いもできず、家を追い出されてしまうかもしれない・・・。
そんなピンチのなか、ひょんなきっかけで、アパレル会社にアルバイトに出かけることになります。
つい、気軽な気持ちで、妹の名前を使い、年齢を偽ってしまうんですね。
・・・とハラハラ・ドキドキするのも、このドラマの見どころの一つ。
まあ結局、年齢詐称がバレてしまうのですが(バレないとドラマにならないので)。
主人公イ・ソヨンは、もともとデザイナー志望。
一流のデザイナー学校を首席で卒業していたものの
家の事情でデザイナーの夢をあきらめていた、という背景をもつ女性なんです。
アルバイトという立場ながら、デザイナーとしての才能を発揮しだすんですね。
「The Style」の社長にまで認められ、夢の階段を上っていきます。
そして仕事で成功を収める一方で、ソヨンは恋人もゲット!
それが年下のMD(マーチャンダイザー)、チェ・ジヌク(チェ・ダニエル)です。
かわいくて頑張り屋、でもなんだかほっとけないソヨンにメロメロになっちゃいます(うふふ)。
彼は、童顔のソヨンがまさか自分よりかなり年上だなんて思いもしません。
その「ウソ」が発覚したとき、ジヌクは非常にショックを受け、ソヨンを避けるようになってしまうのです。
会社で独自の美的センスを発揮するソヨンに惹かれていくのは、ジヌクだけではありませんでした。
社長のチ・スンイル(リュ・ジン)も、童顔美女ソヨンにアタック!
しかし!
それを冷たい目で見ている女性がいました。
その人はソヨンの上司であり、ライバルのカン・ユンソ(キム・ミンソ)です。
美人で、才能もあって、お金も持っているユンソ。
自信に満ち溢れていた彼女ですが、ソジンの出現により自分の立場が危うくなったと感じてしまうのです。
恋人だったスンイル(ザ・スタイルの社長ね)をソヨンに奪われ
デザイナーとしてのプライドも傷つけられたユンソは
どんどん悪い女に変貌していきます。
・・・という感じで
仕事と恋愛、三角関係、嫉妬・・・という
韓ドラのキーワードを盛りこんだ王道ラブコメ・ドラマとなっております☆
ドラマ「童顔美女」は面白い?面白くない?感想まとめ
面白いか、面白くないかでいったら「面白い」です(笑)
ただドラマの1話~2話あたりは、意気込みが苛烈すぎるためか、ちょっぴり「ウザい」印象。
それぞれの役回りが落ち着いてきたあたりから、面白くなってきますよ。
ジヌク役のチェ・ダニエル氏、はじめ登場したとき、正直「ゴリラみたいな顔だな」と引きました(;^ω^)
・・・でも回を重ねるごとに、この欠点が逆に愛くるしく感じてしまうのです( *´艸`)
韓ドラ☆まじっくですね。
ジヌク、顔はデカいとはいいながら、背が高くてガッシリ体系。
しかも、なんだかよくわからない色気がある。
「イ・ソヨンかわいいな。
ちっちゃくちっちゃく折りたたんで、ポケットに入れて持ち歩きたい」
みたいなセリフ、があったんです(たしか)。
卒倒しました。
バカで生意気で、でも一途で、純粋な年下の男の子
これを可愛くないと思うオバサマはいません(真顔)
ジヌクのセリフ、脚本というより、アドリブだったんじゃないかと邪推してしまいます。
それくらいの馬鹿っぽいせりふがツボでした(←鼻血)
韓国の現状を問題提起!年齢差別、女性差別を風刺する社会派ドラマ
そもそも14年も真面目に務めた社員を、年齢を理由にリストラする会社ってどうなの?
・・・という問題提起から始まるこのドラマ。
そのあとも、女性の年齢を「賞味期限」とする風潮にモノ申すシーンが各所にあります。
このドラマは、まず第一に「女の年齢差別」をテーマにしているんですね。
日本の社会でも根強く残っている女性の年齢差別。
スキルも才能もやる気もあるのに、年齢がイっちゃってるせいで希望の仕事には就けません。
かなぶんもかつて、さんざん苦い経験をしました。
ババアはパートでもしてろってことなんでしょうか( ゚Д゚)∂゛
一度リタイア(=結婚)し、子供を育てているうちに年食っちゃうんだよこっちはっ。
・・・あ、いつの間にかかなぶんの話になっていました(てへ)。
韓国のドラマ、いくつかご覧になったことがある方はご存知でしょうが
主人公は公明正大で、清廉潔白でなければならないという不文律があります。
嘘つきは徹底的に指弾され、かならず天の制裁を受けます。
韓国は、それくらい「嘘つき」を許さない社会風潮なのかもしれません。
ソヨンの年齢がウソだったとバレたとき、日本では考えられないようなキビシイ処分が下され、仲間の信頼もすべて失ってしまいます。
日本人のかなぶんは、
なーんて、思うんですがね。
才能があっても、お金がないとダメ。
やる気があっても、若くないとダメ。
嘘つきは、徹底的に廃除!
このドラマは、そういった抑圧された韓国の現状を、婉曲に風刺しているような気がしてなりません。
もちろん、日本も似たようなものなのです。
しかし韓国の女性はより強くそういった差別に苦しんでいるのかもしれませんね。
韓国の家制度はヤバイ!いまだに「家柄」で結婚を反対される?
このドラマ全体とおして、なんとなく重く感じられるのが「家族の呪縛」です。
日本では、(成人すれば)それほど感じることのない家族コンプレックス。
でも韓国では違うのかもしれません。
韓国は、儒教道徳が日本より厳しいといいますしね(しらんけど)。
34歳といういい歳をした女性が、親や妹を養うために身を粉にして働くとか
ようやく恋が成就しても、家柄が気に入らないと、交際相手の父親から猛烈に反対されるとか
主人公は、どんな理不尽なこと言われても耐えます。
結婚を許してもらうまで、根気強く、親に気に入られるように頑張るんです。
でもこれって、美談ですか?
こんな世界、悪夢ですよね。
年上、年長者、親だからといって、できた人ばかりではないですし。
一歩間違えば、パワハラ、セクハラにつながりかねません。
実際の韓国はどうなのだろうと、心配になりました。
ドラマ「童顔美女」のキャスト(登場人物)と相関図
韓国ドラマ「童顔美女」のキャスト(登場人物)と、相関図は次のとおりです。
イ・ソヨン(チャン・ナラ)
この物語の主人公。本当は34歳なのに、25歳の妹の身分証明書を借り、イ・ソジンとして憧れのアパレル会社でアルバイト。しかし生まれつきの童顔のおかげで疑われることがない。デザイナーの夢をかなえることができたら、真実を明かそうと心に決めている。
神ドラマ「運命のように君を愛してる」でヒロインを演じたチャン・ナラさん。相変わらず華奢でちっちゃいです(〃▽〃)このドラマではずっとヘルメットのような謎の髪型・・・w。さすがお姉さんだけあって、分別くさいセリフが説得力◎。
チェ・ジヌク(チェ・ダニエル)
アパレル会社「The Style」のMD(営業職)。明るく裏のない性格だが、おひとよしでちょっぴりドジ。ひょんなきっかけからソジン(=ソヨン)と意気投合するが、本当は年上だと知ってショックを受ける。実家は豚足専門店を営む。
1986年2月22日生。「明日に向かってハイキック」(2009)で注目を集める。最近では「ジャグラス~氷のボスに恋の魔法を~」(2017)でペク・ジニと共演。除隊後は、なんだか顔が精悍になったかな?
チ・スンイル(リュ・ジン)
なんとなく冷たい雰囲気の敏腕社長。最近離婚し、1人娘とふたりで暮らしている。現在は学生時代から妹のようにかわいがっていたユンソと付き合っているが、なんとなく違和感を感じ始めていた。才能あふれ、子供と同じ目線で接することができるソヨンに惹かれていく。
1972年11月16日生。これぞ美形男子の王道、といった顔立ちをしていらしゃいます。私がソヨンだったら、豚足王子ジヌクより、ツンデレ社長スンイルを選ぶなあ(だれも聞いてない)
カン・ユンソ(キム・ミンソ)
理事の娘で、絵にかいたようなお嬢様。「The Style」のデザインチーム長。これまで恋も仕事も順調だったのに、ソジン(ソヨン)が現れたことで、それが崩れ始める。ソジンに嫉妬し、彼女をワナにはめるための裏工作をする。
1984年3月16日生。超美人です。出演作品多数。「トキメキ☆成均館スキャンダル」では謎めいたキーセン役。「太陽を抱く月」ではイジワルな王妃役。イジワルな演技が板についています(笑)プライベートではチャン・ナラさんと親友なんだとか。
そのほかにもペク部長役にキム・ミギョン。
この女優さん、「ヒーラー」に出ていたハッカー役だったり、「相続者たち」の口のきけないお母さん役だったり、なんでもござれですね。
ペ・ヨンジュンの「太王四神記」にも出てたような。
同じセリフでもこの女優さんが言えば、たちまち重みが増してしまう。
どんなトラブルでもどんとこい、すべて受け止めちゃる!
・・・そんな演技をされる方です。
それに敵対するヒョン理事役ナ・ヨンヒさんも、これまたいろんなところでお目にかかる女優さん。
「運命のように君を愛してる」では、主人公イ・ゴンの義母役。
「青い海の伝説」では、主人公ジュンジェの生き別れのお母さん役。
「屋根部屋のプリンス」では、主人公パク・ハの生き別れのお母さん役。
(韓ドラ、どんだけ生き別れが多いんだ(;´∀`))
どのドラマでもちょっとミステリアスで、洗練された奥さま系の演技をされる女優さんです。
ドラマ「童顔美女」は星〇つ!女性の気持ちを知りたい男性にオススメ
今回は、韓国ドラマ「童顔美女」のあらすじと感想をレビューしました。
全体の印象としては、大きな破綻もなく、こじんまりとまとまった作品という感じです。
ごく初期の段階で「誰と誰が恋人になるか」は容易に想像できました☆
ダンディな紳士が好みのかなぶんにしてみれば、
と思わずにはいられません。
うーん、やっぱりスンイル捨てがたいよ、お金は大事だよ~(´-ω-`)
まあでも拝金主義のヒロインでは、韓国国民にはウケが悪いのかもしれません。
色んな人にときめいちゃうのもNG。
貞女は二夫にまみえずとか、まだ本気で言ってそうだもんね
(↑いろんなドラマ見てて思う)
「童顔美女」は、とくに女心のわからない男性にこそ見てほしいドラマ。
「童顔美女」は・・・星4つ!