梨泰院クラス、キャストとあらすじまとめ

韓国ドラマ「梨泰院クラス」キャストとあらすじ(ネタバレあり)を簡単に!

2020年の大ヒットドラマといえば、「愛の不時着」と、この「梨泰院クラス」。

タイトルになっている「梨泰院」は、日本語で「イテウォン」と読みます。

そもそもイテウォンとは、なんのことかというと。

 

梨泰院(イテウォン)とは・・・

韓国の首都ソウルの中にある地区の名前。米軍基地があることからも、多種多様な人種、雑多な文化が混ざり合い、韓国の中でも独特な雰囲気をもつ繁華街。

有名な「南山(ナムサン)タワー」からもほど近いエリアです。

 

韓ドラファンのみならず、韓ドラをあまり見ない人にも話題のマトとなった「梨泰院クラス」。

なぜこんなに話題を集めたのか・・・それは。

 

かなぶん
面白いから!

 

とにかくスカッとできて面白い、そして感動できるドラマです。

日本のインフルエンサーの間でも、

 

「見始めたら止まらない」

「(ラストを迎え)ロスになってしまった」

 

などなど、激押しの人多数!

特に人気が高いドラマですよね🌟

今回は、そんな大人気ドラマ「梨泰院クラス」について、キャストと感想をまとめていきたいと思います!

(※ネタバレします)

 

 

ドラマ「梨泰院クラス」キャスト!

「梨泰院クラス」パク・セロイ役を務めるパク・ソジュン

パク・セロイ(パク・ソジュン)

将来の夢は警察官。正義感が強く曲がったことがキライな、朴訥な青年。しかし「ある日」を境に、運命の歯車が狂い始める。人(仲間)や信頼を大切にすることをモットーに生きるうち、利益主義だった周りの人の意識も変えていく。

私の目には、パク・ソジュンさんとセロイが同一人物であるかのように、オーバーラップして見えました。単に演技が上手だからか、セロイと似ている一面があるのかわかりませんが、ニコッと笑ったときとか「まんまじゃん」。

 

「イテウォンクラス」チョ・イソ(キム・ダミ)がかわいい

チョ・イソ(キム・ダミ)

頭脳明晰で、IQ162の天才。母子家庭に育つ。勉強も運動も音楽も、あらゆる才能に恵まれているが、自分勝手で人の気持ちを一切かえりみない「ソシオパス」。セロイと出会い、「タンバム」のスタッフと行動するうち内面に変化が現れる。

「はじめ全然かわいくないと思っていたのに、いつの間にかめちゃくちゃかわいく見え始める」という、韓ドラマジックキャラです(笑)。見た目小柄かと思いきや、実は身長170センチというから驚きです。

 

超ド級の美人オ・スア役クォン・ナラ「イテウォンクラス」

オ・スア(クォン・ナラ)

児童養護施設で育つ。施設の支援を担当していたセロイの父とは幼いころから懇意で、本当の父のように慕っていた。セロイが同じ高校に転校してきたことでセロイと知り合う。

ド美人のクォン・ナラさん。うるうるした目に小さな顔。見ているだけでうっとり。ドラマ「あやしいパートナー」でもチ・チャンウクの元恋人役で、同じようにかなわない恋に悩むポジションでしたが、現実にこんな美人を振る人がいるとはとても思えません。アイドルグループHELLOVENUS(ハロービーナス)のメンバーだったそう(現在は解散)。

 

「梨泰院クラス」長家の会長チャン・デヒ(ユ・ジェミョン)

チャン・デヒ(ユ・ジェミョン)

長家グループの会長。徹底して利益追求主義を貫く。経営手腕は確かで、一代で外食産業のトップまで登りつめた実力者。それだけに後続者を許さず、汚い手を使ってでも自分の立場を揺るがす存在を徹底的に叩き潰す非情さがある。

空から降る一億の星」では精神科の先生、「ヴィンチェンツォ」では人情に厚い人権派弁護士。私が見た中だけでも、役柄のふり幅がスゴいんですが:(;゙゚”ω゚”):。しかしどの役もカンペキにはまり役なのがスゴイ。この長家の会長役は別人かと思うほど顔つきまで違って見えました。

 

「梨泰院クラス」長家の次男チャン・グンス(キム・ドンヒ)

チャン・グンス(キム・ドンヒ)

長家グループの次男。いわゆる妾腹の子で、はじめ跡取り候補ではなかった。本人も長家の経営方針を嫌悪しており、自ら家を出て下宿。長家と敵対関係にある「タンバム」でアルバイトを始める。イソが好き。

色白の肌にぷっくりした赤い唇が印象的な美男子です。ドラマ「A-TEEN」「SKYキャッスル」に出演し、2020年「人間レッスン」で初主演を飾ったとのこと。見てみたいです。

 

チャン・グンウォン(アン・ボヒョン)とイ・ホジン(イ・デヴィッド)「梨泰院クラス」

チャン・グンウォン(アン・ボヒョン)→右

長家会長の長男。わがままで傍若無人、セロイに殴られてから彼を敵視している。誤ってひき逃げ事件を起こし、父に事故を隠蔽工作してもらう。

イ・ホジン(イ・デヴィッド)

学生時代グンウォンにいじめられていた内気で消極的な少年だったが、経済学を学びファンドマネージャーとなる。

 

「梨泰院クラス」元ヤクザチェ・スングォン(リュ・ギョンス)が渋い

チェ・スングォン(リュ・ギョンス)

セロイと刑務所で知り合った。出所後、前科者と差別を受け暴力団組織に逆戻りしかけるが、まっすぐに生きるセロイの姿勢を見て踏みとどまる。セロイを兄貴と慕う。

おちょうし者的な雰囲気で、場を和ませるムードメーカーの役柄がとても合っていました。苦労を知っている人ならではの包容力というか、なにか安心できる存在です。

 

「イテウォンクラス」LGBT(性的少数者)を演じたマ・ヒョニ(イ・ジュヨン)

マ・ヒョニ(イ・ジュヨン)

トランスジェンダー(身体は男、心は女?)の役柄。はじめ自分がLGBTQであることを恥じ周囲にはナイショにしていた。ふとしたきっかけで事実が広まってしまい、ひどく傷つく。

ボーイッシュで、低音ボイスが美しいイ・ジュヨンさん。髪の色、髪の長さ、衣装でガラっと印象が変わるのでびっくりしました

 

「梨泰院クラス」カッコイイけどナゾの黒人キム・トニー(クリスライアン)

キム・トニー(Chris Lyon)

ギニア出身のハーフ。母国語はフランス語。行方がわからない父親を探しに韓国にやってきた。

原作漫画からそのまま出てきたようなトニー役。本当に韓国語がとてもお上手でオドロキました。アメリカ国籍の28歳(2021年現在)だそうですが、それ以外の情報がナゾです。インスタはこちら→https://www.instagram.com/chrislyonm/

 

このように個性豊かな面々が、ドラマを盛り上げます。

とくに、LGBTや人種は、なかなかドラマでは扱いづらいもの。

しかし差別に対し、見て見ぬふりをしない製作者側の姿勢には拍手を送りたいです。

「マイノリティを扱ったドラマ」として、かなり攻めた作品になっているのではないでしょうか!

 

ドラマ「梨泰院クラス」あらすじを簡単に!(ネタバレあり)

 

 

 

パク・セロイ(パク・ソジュン)は優しく、正義感が強く、困っている人を見過ごせない性格です。

また曲がったことがキライで、弱いものいじめを黙って見ていることができません。

新しく転校してきた学校で、さっそく大企業「長家(チャンガ)」の息子を殴ってしまったセロイ。

クラスメイトをいじめているのを黙って見ていることができなかったのです。

しかし殴ったのは、よりにもよって長家の息子、チャン・グンウォン(アン・ボヒョン)だったのです。

 

 

 

長家の社長、チャン・デヒ(ユ・ジェミョン)に、「謝罪したら許す」と言われたセロイ。

セロイの父は長家の社員でもあり、父のためにも「謝罪する」のが、いちばん丸く収まります。

しかし、セロイはどうしても自分を曲げることができず、謝ることができませんでした。

長家のチャン・デヒを怒らせて、タダですむわけがありません。

父は解雇、セロイは退学させられてしまいます。

ここから、長家との長い闘いが始まるのです。

 

 

その後、セロイの父は小さな居酒屋を始めます。

しかし幸せは長く続きませんでした。

配達の途中で交通事故に遭った父は、そのまま帰らぬ人となったのです。

のちに父をひき殺した真犯人はあのグンウォンだったと知り、セロイは逆上。

雨の中グンウォンが失神するまで、ボコボコにぶちのめしました。

 

かなぶん
パク・ソジュンの鬼気迫る演技が素晴らしいです!

 

暴力事件を起こしたセロイは、逮捕されてしまいます。

そして長い期間、服役しなければならなくなりました。

「なぜ、自分が‥‥‥」

理不尽な世の中に憤りつつ、セロイは刑務所のなかで「復讐」を誓います。

「復讐」という感情がなければ、セロイは自分が潰れてしまいそうな気がしたのです。

 

 

二年の服役を経てようやく釈放されたセロイは、まず梨泰院へと出かけます。

「梨泰院」は初恋の相手、オ・スア(クォン・ナラ)が住んでいる町だったからです。

偶然にも、ハローウィーン真っ盛りの町で、スアに再会するセロイ。

二人は、楽しい時を過ごすのでした。

 

 

それから7年。

セロイは、遠洋漁業の船に乗り、肉体労働でお金を稼ぎました。

そしてそこで知り合った仲間たちとともに、念願だった居酒屋「タンバム」を、梨泰院に出店することができたのです。

一方、セロイにとって敵ともいえる長家に就職したスア。

それを恨みに思うことなく、変わらぬ態度で接するセロイ。

度量の深いセロイに、スアはますます惹かれていくのでした。

 

 

客が来ず、なかなか店が軌道にのらない「タンバム」。

経費ばかりがかさみ焦るセロイに、救いの手を差し伸べるように、ある出会いがありました。

第一印象から、強烈なキャラクターとして印象づけられたチョ・イソとの出会いです。

イソはSNSのフォロワーが76万のインフルエンサー。

頭脳明晰で、運動神経もバツグン、多芸多才、非の打ちどころのない帰国子女。

ただ彼女の欠点は、「性格がサイアクに悪い」こと。

人の心を解さない悪魔のような性格のソシオパスなのです。

イソは、ひょんなことから出会ったセロイに興味を持ち、「タンバム」を繁盛させると約束したのです。

半信半疑のセロイたちでしたが、イソの広報の手腕は確かで、みるみるうちに客が入るようになりました。

 

 

 

 

幼いころから「勝つこと」に異常な執着をもち、ソシオパスだと言われてきたイソ。

セロイと出会い、本当に大切なものは他にあることを、仕事を通じて教わっていきます。

一方のセロイも、挫折を繰り返しながらも、着実に成功への階段を上っていきます。

さまざまな立場と視点から語られる、「成功」とはなにか「信念」とはなにかを問う、新時代のサクセスストーリーです。

 

 

 

すごくよく構成を練られた作品で、視聴後、とてもすがすがしい気持ちになりました。

作品中にキチンと一本スジが通っていて、完成度がめちゃくちゃ高いと思います。

「曲がらない」「折れない」「頑固で妥協しない」というセロイの性格、

そこも貫きつつ、作品の後半には精神的に成長したセロイが、譲れないところを譲れないとしつつも、柔軟性のある選択も取っていく。

脚本家?、原作者?、どちらかわかりませんが、とにかく非常に老成した視点を感じました。

「そうだよね~」

「そうなるよね~」

・・・と、いちいち共感しつつ、ドラマを楽しむことができました!

 

 

しかもこのドラマの新しいところは、「マイノリティ」にスポットを当てていること。

 

  • セロイとスングォンは、前科者。
  • ヒョニは、LGBTという性的少数者。
  • トニーは、ギニア出身の黒人。

 

「タンバム」のスタッフは、みな差別の対象になりえるキャラクター。

しかし仲間と支え合い、世の中の差別や偏見と正面から戦うところが本当にステキで、心を打たれます。

韓国のみならず、日本でもまだまだ差別がなくならない現在。

 

「普通は、当たり前だと思わないこと」

「多様性を認めながら、社会は構築されていくということ」

 

差別をなくしていくには、どう行動すべきか。

問題提起を投げかける、まさに社会派のドラマだと思いました。

 

ドラマ「梨泰院クラス」のキャストとあらすじまとめ!

このブログでは、2020年の大ヒットドラマ「梨泰院クラス」のキャストとあらすじをまとめました。

映像の美しさ。

俳優陣のカッコよさ、演技力の高さ。

TPOに応じたファッションセンス。

パンチの効いたストーリー。

・・・などなど、一言では語りつくせない魅力があふれた作品でした。

様々な立場の人に幅広いメッセージ性をもったドラマなので、友人にも自信をもって紹介できるドラマだと思います!

 

梨泰院クラス、キャストとあらすじまとめ
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