東出昌大さん、私生活では大変な気苦労が多いためか(笑)激ヤセだそうですね。
まあ、自業自得なんでしょうけども。
さて「ケイジとケンジ」、打ち切りをささやかれつつも、なんだかんだで5話。
登場人物のキャラクターもだんだんなじんできたというか。
役が空回りするようなイタさが抜け、イイ感じに見やすくなってきております。
では今週も「ケイジとケンジ」(第5話)のあらすじとネタバレを書いていきたいと思います!
【ドラマ】ケイジとケンジ(第5話)あらすじとネタバレ
仲井戸(桐谷健太)は、桜木署の同僚刑事、目黒元気(磯村勇斗)と居酒屋で一杯飲み、帰る途中でケンカを目撃します。
どうやら酒に酔った男性が、もう一方の男性を突き倒し、倒れ込んだ拍子に頭部を強打したらしいのです。
被害者男性は、頭から血を流して倒れてしまいました。
仲井戸と目黒は、すぐさま加害者の源義和(深水元基)を追跡、その場で現行犯逮捕しました。
翌朝、桜木署に源義和の弁護士・ILA法律事務所の神田川博史(堀井新太)がやってきました。
神田川弁護士は、源容疑者の親が依頼した弁護士です。
業界でも一流といわれるILA法律事務所に弁護を依頼できちゃうくらい、源容疑者の親はけっこうなお金持ちらしいことがうかがえます。
実はこの神田川弁護士と目黒刑事は、中・高の同級生。
だからといって別に何てことはないのですが、なんとなくライバル心のようなものを感じてしまう目黒刑事なのでした。
さて神田川弁護士は「今回の事件は、あきらかに誤認逮捕である」と主張しています。
タブレットを取り出し、事件当夜の防犯カメラ映像を見せる神田川弁護士。
防犯カメラの映像からは、よろよろと近づいてきて、先にぶつかったのは被害者男性の方だったことが見て取れます。
さらに、被害者だと思われていた男性の方から「蹴る」ようなしぐさが。
源容疑者は、その暴力を避けようとしました。
そして、バランスを崩した被害者が、自分から勝手に倒れ込んだのです。
「誤認逮捕はダメよ~!」
・・・と、署長から大目玉をくらった仲井戸と、目黒。
ところがそんな時、同僚の毛利ひかる(今田美桜)が署長室に駆け込んできました。
源の顔は、3年前の傷害事件の犯人の似顔絵に酷似しているというのです。
まさか誤認逮捕から真犯人を上げることができるなんて。
瓢箪からコマ、棚からボタモチとは、このことですね。
「もしこれが本当なら大手柄だ!」
湧きたつ刑事課の刑事たち。
とはいえ今回の暴行容疑は「誤認」だったことは事実ですから、いったん源は釈放しなければなりません。
釈放される源容疑者と、神田川弁護士。
しかしいったん警察署の敷地外に出ると同時に、走り寄る桜木署の刑事たち。
「源義和さん、任意同行願います!」
改めて3年前の傷害事件で、源容疑者を確保。
さらに手を振りほどこうとした源容疑者の腕が、目黒刑事の顔に当たり・・・
「2月5日9時45分、公務執行妨害で逮捕!」ということになりました。
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3年前、源容疑者が犯した傷害事件とは・・・
桜木町駅前のルマーカというイタリアンバーでの出来事。
事件当夜、相当酒に酔った状態で入店した源義和は、店の二階席に入店。
なかなか注文を取りに来ないスタッフに腹を立て、アルバイト店員の伊勢谷とおる(池岡亮介)を2階のテラスから下へ投げ落としたのです。
そのまま犯人は逃走。
犯人が見つからないまま、今日まで迷宮入りとなっていたんです。
しかし事件当夜、犯人が使っていたグラスについた指紋と、源義和氏の指紋が一致。
まず犯人とみて間違いなかろうという結論に達しました。
次は、被害者に面通し(関係者に容疑者の顔を実際に見せ、本人かどうかを確認すること)することに。
誤認逮捕からの別件逮捕で、心配になった検察の樫村支部長(柳葉敏郎)は、面通しに真島(東出昌大)を同行させることにします。
ということで仲井戸と真島、みなみちゃんのいつもの3人で、当時のアルバイト店員・伊勢谷に会いに行くことになったのです。
事件後、伊勢谷は脊椎を損傷し、一生車いすの生活を余儀なくされていました。
しかしもともとバスケットボール選手として有望視されていた伊勢谷。
車いすバスケットボールの選手として大成しようと、懸命に練習に励む姿は見るものの心を揺さぶります。
犯人の面通しが行われました。
幾人かの男性の写真の中から、犯人の顔写真を選ぶというアレです。
伊勢谷は、源義和の顔写真を選び、ますます源が犯人である事実がゆるぎないものとなったのです。
しかし3年前の事件について調べ、3人より早く先手を打っていたのがヤリ手の弁護士・神田川。
伊勢谷に示談を持ちかけ、500万円の見舞金を出すと提案してきたのです。
このとき伊勢谷は示談に応じず、犯人に刑事罰を求める意向を示しました。
ということで無事、源義和を送検(事件を検察に送る)ことができた桜木署。
ホッと胸をなでおろすとともに、お手柄を喜び合うのでした。
あせったのは神田川弁護士です。
神田川は事務所の上司から「源義和氏が刑を免れるよう」強く命じられているのです。
神田川は伊勢谷に払う見舞金の金額を2000万円に吊りあげました。
一方、送検されてきた源義和は、完全黙秘を通し、調書を取ることもできません。
示談が成立するまでの間、時間稼ぎをするつもりなのです。
↑ていうか、イタリアンバーの店長が最高に愛くるしく、かつ演技が上手いんですが、いったい何者なんでしょうか。
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神田川弁護士は検察に出向き、真島検事と面会しました。
まず「目撃者のスタッフの1人である大村さんは、伊勢谷氏から20万円の借金があり、金を借りている相手に不利な証言はしない」・・・目撃証言の信ぴょう性が薄いことを指摘。
また、「伊勢谷さんが受診されたリハビリ病院も、先日保険金詐欺に加担したとして家宅捜索を受けた病院だから、まったく信頼できるものではない」・・・と、病院の診断書も否定。
あくまでも「源さんは、伊勢谷さんにちょっと手が当たっただけ」「すべての責任を源さんに押し付けるのはおかしい」と反論したのです。
そういううち、とうとう伊勢谷は源の示談を受け入れる決心をしました。
やはり2000万円という高額の示談金を受け取りたい気持ちに負けてしまったんですね。
所せん世の中、金なんですよね。
↑横浜の夜景(みなとみらい?)を背景に、目黒刑事に電話する仲井戸刑事。
しかしどうしても「示談で解決」することに納得できない仲井戸刑事。
目黒刑事に電話して、「このままでは終われない。源の犯行を立証して、検察に送ろうぜ!」と奮起をうながすのでした。
はじめは「守備に生きる」と、現状維持をモットーとしていた目黒でしたが、なにかが変わり始めていました。
さっそく目黒は、源の余罪を調べ始めます。
かなり酒グセが悪い源のことなので、過去に酒席でのトラブルがなかったわけがありません。
思ったとおり、源は「酒でのトラブルで出入り禁止になった店がたくさんある」ことが判明。
かずかずのトラブルを、その都度、金で解決してきた常習犯だったんです。
「ここで源の罪を許しては、今後、同じ目にあう被害者が出るに違いない」のです。
なんとか「犯人に罪を償わせたい」。
この一点で、警察と検察が力を合わせます。
とはいえ、どうしても2000万円が惜しく、示談を取り下げる決心がつかない伊勢谷・・・。
ここで真島検事の「入れ知恵」がさく裂します!
ILA法律事務所の神田川弁護士を訪問した真島検事。
まず真島検事は「伊勢谷さんが示談を取り下げた」ことを報告します。
しかしそれで終わりではありません。
「源義和を(刑事事件で)起訴するだけでなく、民事でも訴訟を起こす」と続けたのです。
バスケットボール・プレイヤーとして将来を嘱望され、チームに入りを約束されていた伊勢谷さん。
その未来を潰したことで、(10年間活躍したとして)トータルで2億円の利益が失われた計算になります。
その金額を民事裁判での請求額のめやすとするというのです。
しかも民事裁判を担当するのは、藤堂法律事務所の藤堂俊介先生。
藤堂弁護士は、真島が修習生だった時の恩師であり、そのつてで伊勢谷さんに先生を紹介したというわけ。
ILA法律事務所より格が上の法律家の名前を出されたことで、青ざめる神田川弁護士。
【ドラマ】ケイジとケンジ(第5話)はだんだん面白くなってくるストーリーと俳優陣の演技が見どころ!
↑激ヤセ・東出さんの笑顔の演技。
さてだんだん面白くなってきた「ケイジとケンジ」(第5話)まとめです。
ドラマの解説的な導入部(一番つまらないところ)をすぎたからか、たった一時間のドラマなのですが、見ごたえがある内容がうまくまとまっていてとてもよかったです!
今回は「警察」と「検察」の対比だけでなく、そこに「弁護士」という新しい視点が加わったことで、物語に厚みが出ていました!
また人情に篤い仲井戸のペースにだんだん巻き込まれていく様子も見どころ。
はじめは守り一辺倒だった目黒刑事が、少しずつ前向きになり、仕事にやる気を見せ始めたり。
ルールに縛られて人情を解さない真島検事が、容疑者を罰し、被害者を助けるためにひと肌脱いだり。
「敵をつくらない」という非常に日本人的主義のなかで、穏便でありつつ「ひっくり返したり、ひっくり返されたり」というハラハラドキドキもあり。
最後はさりげなく、悪者を罰する「勧善懲悪」で、スーッと視聴者の留飲を下げてくれる展開とか、見てて憎いですね!
ひとつひとつのエピソードがリアリティがありつつ、ユーモラスに描かれ、非常に好感が持てました。
「ケイジとケンジ」第5話、オススメです!