「ナビレラ~それでも蝶は舞う~」は、
tvNで2021年3月から放送された韓国のテレビドラマです。
タイトル「ナビレラ」の意味は、
「蝶のようにひらひらと舞う」という意味だとか。
男性バレエダンサーの成長を描いたドラマなので、タイトルだけでもイメージがよく伝わってきますね!
このブログでは、ドラマ「ナビレラ」のキャストやあらすじ、感想をまとめていきたいと思います。
注)ネタバレします!
ドラマ「ナビレラ」主要キャスト
シム・ドクチュル(パク・イナン※)
定年退職した郵便配達員。
70歳にして、夢見たバレエへの道を志す。妻と3人の子供、孫がいる。
※日本語ではパク・インファン、パク・イヌァンとも表記されることがあります。
「ナビレラ」のあらすじと感想(ネタバレあり)
プロのバレリーノを目指すイ・チェロクでしたが、近頃は練習に行き詰まり、スランプ状態にあります。
そんななか「バレエをやりたい」とスタジオに飛び込んできたおじいさんに出会います。
おじいさんの名前はシム・ドクチュル。
これまでドクチュルは家族を養うため懸命に働いてきましたが、定年退職し、時間をもてあますようになりました。
そして同級生が年老いて死んでいくのを目の当たりにし、「このままではいけない」と思い始めたのです。
自分の夢は、「バレエを踊ること」だと気が付いたドクチュル。
「バレエを教えてください」
バレエスタジオに行き、オーナーのキ・スンジュンに頼み込みます。
スランプ状態のチェロクに、いい影響をもたらすかもしれないと考えたキ・スンジュンは、入門を許可。
チェロクに「おじいさんにバレエを教える先生になるように」、
そしておじいさんには「チェロクのマネージャーになるように」と、指示したのです。
チェロクははじめ、おじいさんがバレエをやるなんて無理だと決めつけていました。
しかしおじいさんの情熱や、あたたかい人間性、たゆまぬ努力に心を動かされ、
いつしか年齢を超え、かけがえのない友情を感じるようになっていくのです。
人気急上昇中のソン・ガンが主演とあって、期待して見始めたという方も多いのではないでしょうか。
でもフタを開けてみたら、もう一人の主演、パク・イナンさんの思わぬかわいらしさにドはまりした方もいるはず!
思ってもみない俳優にハマるというのは、韓ドラではよくあるパターンですよね。
しかし!
まさかおじいさんにハマるとは、だれも想像しなかったのではwww
ソン・ガンの彫刻のような芸術美がすごい!
今一番ホットな俳優というだけあって、やはりソン・ガンさんの美しさが際立っていました。
このドラマのソン・ガンさんは「かっこいい」というより、芸術的で「美しい」という感じ。
カンペキに均整のとれた、黄金比の肉体は、そこに立っているだけでまさに芸術品。
まるでギリシャ彫刻かなにかを、鑑賞しているような。
バレエという芸術がテーマの本作。
ソン・ガンさん自身が芸術作品そのものなわけで、そう思うとまさにこのドラマのハマリ役ですね!
それだけでなく、演技もすごくよかったです。
さまざまな感情を表現する繊細なシーンに、目が釘付けになりました!
毎回、泣かせにくる「おじいさん」役パク・イナンの演技力がすごい!
おじいさんが踊っているだけなのに、なぜこんなに泣けるんだ!?
「ナビレラ」、なんとも不思議なドラマです。
泣かせようとしているわけじゃないのに、なぜか泣けます。
最悪、おじいさんが踊っているだけなのに、泣けます(なぜなの?)。
ああもうこの写真見ただけで、思いだして泣きそう。
だれしも苦労や挫折を経験し、なんとか人生を生きています。
その苦労は、だれかに認められることはありません。
長いこと消化できず、溜まっていく悲しみ。
私は、それをドラマの中のハラボジに慰めてもらったような気がするのです。
暖かく、太陽のようなハラボジが、チェロクの心を溶かしたように、
私たちの傷ついた心も、チェロクとともに癒されていくような気がしました。
生きていれば、どこかで挫折を味わうこともある。その瞬間は人生終わったような気持ちになるかもしれないけど「すべては過ぎ去る、なんてことはない」。苦労しながら年を重ねたおじいさんが言うと、重みがあります。 pic.twitter.com/l0ARlbuHZ4
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) May 20, 2021
名言が多い本作。
名言と言っても、だれが言ってもイイというわけではなく。
やはり役者の人間性がにじみ出ていますね。
これまで懸命に人生を生きてきたハラボジだからこそ言葉に命がこもるわけです。
ハラボジ役のパク・イナンさんは、まじでただものじゃないですね!
「ナビレラ」の原作は漫画!「ピッコマ」で無料で読めます
ドラマ「ナビレラ」の原作は、WEB漫画です。
私も読んでみたのですが、
繊細なタッチで、親しみやすい絵柄なので、すらすら読むことができました。
とはいえ、少しずつドラマと違うところもあるので、漫画は漫画として読むのがいいかもしれませんね。
ドラマを見てから漫画を読むと、
ちょくちょく既視感のあるシーンが出てきて、また違う楽しみもあり☆
日本語版は、ピッコマで(途中まで)無料で読むことができます。
「ナビレラ」はどこで見られる?全12話、ネトフリ限定配信
ドラマ「ナビレラ」は、2021年3月22日~4月27日まで、全12回放送。
tvNと、ネットフリックスで放送されました。
放送終了後は、ネトフリ限定配信なので、ネットフリックスでしか見ることはできません。
かなぶんは、「ナビレラ」が見たいがためにネトフリ契約しました(;´Д`)
でも、全話見終わってやっぱり・・・
ネトフリやっぱすごいです。
ずっと見たかったあんな作品やこんな作品がいっぱいで
そろそろ解約したいのに、ぜんぜん解約できません☆
【カメオ出演】第9話、ソ・イングクがバレエスター役で出演
덕출은 내가 지켜-록😡
우리 할아버지 취미로 발레하는 거 아니라구요…!!매주 [월화] 밤 9시 tvN 방송#나빌레라 #tvN #월화드라마#박인환 #송강 #나문희 #홍승희 pic.twitter.com/RrD6GmEukI
— tvN 드라마 (@CJnDrama) April 21, 2021
「ナビレラ」9話では、人気俳優ソ・イングクさんがカメオ出演しています😍💓
役どころは、世界的バレエダンサーの、ファン・ヒ先輩役でした。
ファン・ヒ先輩は、チェロクの成長を喜び、彼を励まします。
そして70歳でバレエを始めたドクチュルに「趣味でやるなんて、すごいですね」と褒めるのです。
ところが、チェロクは「趣味で」と言われたことがなんだか悔しくなってしまい・・・
わざわざファンヒ先生を追いかけていって
「おじいさんは、趣味でやっているんじゃないです。本気なんです!」
・・・と、勇気を出して言いかえします。
お互いの気持ちを思いやることを学んでいくチェロク。
それを印象的に表現したワンシーンでした。
ほんの数分の出演でしたが、ほかの演技者を圧倒するような耀きでした。
バレエ踊ってなくても、世界的バレエスターのオーラが、すごかった✨✨✨
これはグクペンだから、贔屓目にみちゃうというわけではないと思います!
ドラマ「ナビレラ」まとめ!
陰謀、殺人、サスペンスなど、あいかわらず刺激的なテーマが多い韓国ドラマですが、「ナビレラ」はそれらの要素が一つもありません。
悪者も一人もいなくて、みなあったかい心を持っていて。
(もちろん、悪者がいるサスペンスも大好きなんですが)
刺激的なドラマではないのに、この存在感はなんなんでしょうか。
しかも感動の押し売りをしないところが、まじでセンスがいい!
見た後も、長く心に残り、いつまでも覚えている、そんな「名作」でした。
いやー、韓ドラ、見ごたえありますね。
「映画!?」ってくらい、映像も美しいし。
おすすめです!!