ひとり親世帯の中でも、シングルマザーの貧困化は、近年、非常に問題になっていますね。
かなぶん宅も、食うに困るほどではないながら、もし何らかの理由で出費がかさめば生活が滞るおそれがあるレベルです。
介護の仕事は楽しいものの、体力がないためにフル勤務はできず、安定収入とはいきませんし・・・。
児童扶養手当(約4万円)と、児童手当(1万円)があってようやくやっと、という感じです。
地方のやっすいアパートに暮らしてこの調子なので、都会に暮らすシングルマザーは高い家賃を払わなければならない人、本当に生活が苦しいことでしょう。
「そもそも養育費を受け取っていない人が多すぎる!」
ここに注目した新サービスが立ち上がったという情報を小耳にはさみましたので、興味があり調べてみました!
そんな便利なサービスがあるなら、ぜひぜひ教えてほしいです~!
養育費あんしん受取りサービスって、何?
前澤友作さんといえば、オンライン・ファッション通販で有名なZOZOタウンの社長でしたね。
しかし最近ZOZOをソフトバンクに売却し、本人はアッサリ社長やめちゃったことも大きな話題に。
そのあと、ツイッターで1人10万円ずつ配るお年玉キャンペーンを主催したり。
女優の剛力彩芽さんともつきあったり、別れたり、また復縁したり。
公私ともに話題の尽きない人という印象です。
そんな前澤友作氏が、最近立ち上げた会社が「株式会社小さな一歩」。
どんな会社かというと、「養育費を受け取るお手伝いをしてくれる」サービスを提供する会社とのことです。
- 養育費を受け取れていない
- 養育費は受け取れているが支払いが安定しない
- 養育費の額が少ない
こんな問題でつまづいて生活困窮に陥っているひとり親世帯に対し、適切に養育費を受け取ることができるよう、相手側に交渉してくれるとのこと。
確かに、養育費支払いが遅れたりすると、弁護士に相談するという手もあります。
でもでも、みんなそこまでしませんよね。
弁護士に相談すると、それなりにお金がかかってしまいます。
そもそも正直なところ衣食住にさえ事欠いているのに、弁護士費用どころじゃありませんからね~。
このサービスの良いところは、なにより「お金をかけず、相談できる」ところ。
しかも「スマホ一つ」で。
書類作成のために、わけのわからない手数料を払ったり、
面倒な手続きのために、法律事務所やら裁判所やらにあちこち出かけなくてもいいなんて。
マジすか!?
当事者にとっては、めちゃくちゃ嬉しいです!
世の中に、こんな社会奉仕精神あふれた起業家がいるなんて(しかも有名人)。
せちがらい世の中に揉まれすぎたためか、ちょっとにわかには信じられない気持ちでいます・・・。
家庭の事情を考慮してくれるきめ細やかな対応
離婚原因によっては、「元夫と連絡を取りたくない」「現住所を知られたくない」という方もいることでしょう。
このサービスのすごさは、各家庭が抱える事情をちゃんと考慮してくれるところ。
相手との関係を悪化させることなく、相手の経済事情なども考え併せ、双方の落としどころを探してくれるそうです。
「養育費は欲しいけど、無理な取り立てはしたくない。」
そういう気持ち、わかりますよね。
仮にも一度は愛した人なのですから、わざと波風立てるようなことはしたくありません、誰だって。
お互いの立場を考えたうえで円満な橋渡しをしてくれるなんて嬉しいです。
もちろん立ち上げたばかりの会社なので、どこまで実現してくれるかはまだ分かりません。
しかし相談は無料なので、フツーに弁護士に依頼するよりいいんじゃないでしょうか。
いつ料金が発生する?成功報酬型の手数料
いくらボランティアみたいとはいえ、利益が出なければ会社はつぶれてしまいますよね。
どのように利益を上げているかというと・・・
(株式会社小さな一歩HPより)
なるほど、交渉がまとまり養育費が支払われたら、その支払い額の15%~25%を手数料という形で支払うってことなんですね。
養育費に関して、たとえその後支払いが滞っても専門家に安心して任せておけるわけですから、あるイミ保険みたいなものだと思えばいいのかもしれません。
前澤友作氏の社会貢献事業は成功する?子供の貧困にストップかけられるか
ここ数年、日本では裕福な家庭と貧困家庭の二極化が、なお一層進んできたと言われています。
とくに女性、母子家庭世帯の貧困化は、かなしさを通り越して痛ましいほど。
30年ほど前「一杯のかけそば」なんて物語がもてはやされ、人々の涙を誘いました。
しかし近年こんな「一杯のかけそば」なんて、そこら中にあふれている話で珍しくもなんともなくなってしまったのでは?
バブルがはじけて30年、ずーっとデフレを脱することができず、貧乏も極まったというかんじでしょうか。
子供には何の罪もないにも関わらず、一番被害を受けているのは子供。
経済困窮から脱するために母親が再婚し、子供が再婚相手に虐待されたり、
経済的な困窮を理由に、子供は進学をあきらめなくてはならないなど、
社会の歪みは、子供たちの健全な育成をはばむものです。
そこに着眼し、まずは本当に困っている人に適切な支援がいきわたるようにしたいと考えた前澤さん、わたしは個人的にスゴイと思いました。
・・・っていうか、こういう貧困層へのアプローチって普通は国がやることじゃないの?
確かに、国や自治体が養育費の支払いを催促することまでは、やる必要ないとは思う。
しかし、食うに困るほど貧困化したひとり親世帯を支援するために、国としてもっとできることあるはずでしょ。
ひとり親世帯の支援が充実してたら、養育費の請求だって必要としないわけで。
そもそも女性の賃金が、1人でも子供を育てられるほど高ければ、こんな問題はそれほど重要視されないわけで。
国がやらないから、国が動かないから、国の対応が遅すぎるから。
前澤友作氏が義侠心に駆られ、ひと肌脱いだのかも・・・?
・・・と、ふとそんな風に勘ぐっちゃうかなぶんなのでした。
↑前澤友作氏が、分かりやすくサービスの詳細を解説してます!